第19回松本清張賞最終候補となった『勇者たちへの伝言 いつの日か来た道』(応募時タイトル『いつの日か来た道』)についてお話しいただきました。
増山 実 (ますやま・みのる)
1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。
出版社に3年間勤務後、放送作家に。
放送作家としては、関西の人気番組「ビーバップ!ハイヒール」(朝日放送系)のチーフ構成などを担当。
2012年、「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補に。
同作を改題した『勇者たちへの伝言』でデビュー。
他の著書に『空の走者たち』がある。
今すぐ聴きたい!という方はこちらから。何度でも聴くことができます。
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ベテラン放送作家の工藤正秋は、阪急神戸線の車内アナウンスに耳を奪われる。「次は...いつの日か来た道」。謎めいた言葉に導かれるように、彼は反射的に電車を降りた。小学生の頃、今は亡き父とともに西宮球場で初めてプロ野球観戦した日を思い出しつつ、街を歩く正秋。いつしか、かつての西宮球場跡地に建つショッピング・モールに足を踏み入れた彼の意識は、「いつの日か来た」過去へと飛んだ―。

2020年4月18日―。通信社の若手記者・田嶋庸介は興奮していた。陸連から発表された東京五輪女子マラソン日本代表3名の中に、円谷ひとみの名があったからだ。田嶋が7年前にこの少女と出会ったのは、福島県須賀川市。そこは、1964年の東京五輪マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、ウルトラマンの生みの親・円谷英二の故郷であった。当時の円谷ひとみは、陸上をやめ、自分のやりたいことが見えず暗中模索する高校2年生。なぜ彼女は、日本を代表するランナーにまで成長できたのか。その陰には、東京五輪と「あの青空」によって結ばれた、不思議な出会いがあった...。
小山助学館全店からのお知らせ
02.12.2021 「休館直前!よしもとお笑いライブ in 鳴門市文化会館」チケット発売中!(プレイガイド)02.10.2021 辻井伸行 加古隆 レ・フレール「THE PIANIST!」チケット発売中!(プレイガイド)01.09.2021 「吉本新喜劇バラエティ in鳴門市文化会館」チケット発売中!(プレイガイド)12.28.2020 年末年始の営業時間のお知らせ(本 店)12.28.2020 映画「日日是好日」チケット発売中!(プレイガイド)
贈りものに図書カード
12.25.2020
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