「助学館記」について、弊社twitter担当のつぶやきをまとめました。
これは小山家に伝わる「助学館記」です。明治41年に漢文で書かれました。亡くなったジイサマも読めなかったため、内容はわかりませんでした。昨日、私が高3の時、担任だった日本史の先生が来店されたので読んでいただきました。大まかな内容をご案内いたします。
まずこれは山本鼎湖という人物が、友人の助学館創業者、小山弥平のために書いたものです。「畏友小山君」で始まります。
「東洋と号して、大阪で近藤南洲に学んだ。戻ってきて焼山寺で僧侶を教えた。後に書肆を徳島に開いた。本の購入者は日毎に増えて、書肆は繁盛している。学問を捨てて商人になるとは、賎しいことではないかと言う者がいる。私は言う。学問を修めて、大きくは国を治め、小さくは家をおさめる。恥じるところがどこにあろうか。学問を学んで人生の基盤とし、山村、水村において学べない者を無いようにする。故に学問がなければ、世の中に対処していけない。購入者が多くても売る者が少なかったら不便ではないか。ひいては教育の消長に関わることは世の教育を助けるということ。ここから助学館と名付けた。学問を学び、世の教育を助ける者は、浅学であげつらうだけの者と比べたら、月と鼈である。この書を君は笑って答えない。 明治四十一年 夏の盛り 鼎湖山本弁選書」
当時はまだ朱子学の気風が残っていたようで、商人は賎しい者と見られていました。漢学者だった小山弥平が商売を始めたことで批判する者が多かったのだろうと思います。
ご案内しました「助学館記」は高3の時の担任の日本史の先生に読んでいただきました。内容が気になっていたのですが、漢文のため誰も読めませんでした。「助学館」という名に創業者の世の中に貢献したいという思いが詰まっていることが再確認できて本当に良かったです。
小山助学館 週間ランキング(5/19~5/25)
文芸書・ビジネス書
1位 村上海賊の娘 上巻
2位 終物語 中
3位 虚ろな十字架
4位 終物語 下
5位 村上海賊の娘 下巻
文庫・新書
1位 経済の考え方がわかる本
2位 デート・ア・ライブアンコール 2
3位 世界経済図説
4位 パラドックス13
5位 プリズム
コミック
1位 FAIRY TAIL 43
2位 テラフォーマーズ 9
3位 ジョジョリオン 7
4位 マギ シンドバッドの冒険 3
5位 ダイヤのA 41
日 時 9月10日(水) 開演 ①14:00 ②18:00
会 場 徳島市立文化センター
入場料 6,500円
本店1階レジにて販売中!
日 時 7月13日(日) 開演 ①13:00 ②16:30 (30分前開場)
会 場 徳島市立文化センター
入場料 S席 6,500円 ※当店はS席のみ販売
本店・鳴門店にて販売中!
『扼殺のロンド』 (小島正樹・双葉文庫)
「女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。鍵のかかった工場内、かつ窓やドアの開かない事故車で見つかった二つの遺体。刑事たちの捜査は混迷を深める。その後も男女の親族は、一人、また一人と「密室」で不可解な死を遂げていく―。」
あらすじ聞いただけでゾクゾクしませんか?そしてその期待は裏切りません!読み手を圧倒する謎の連打と、想像を絶するトリックに瞠目必至の長編ミステリー、あの名作『扼殺のロンド』が文庫で発売。これは絶対読んで欲しい!そんな想いでtwitterで宣伝してたら、著者 小島正樹さんからお礼のお言葉と、サイン色紙までいただきました!(゚∀゚)ヒャッハー!
解説で、あの二階堂黎人さんが「島田荘司の継承者」「プリンス・オブ・ミステリー」と大絶賛する理由は、本書を読むだけでおわかりいただけるはず。
小島正樹さんといえば、「これ1つで一冊になるのでは...?」級のネタやトリックを惜しげもなく詰め込む「やりすぎミステリー」作家として有名ですが、それよりも称賛されるべきは、絶妙なミスリードの手法だと個人的には思います。これはもうプリンスどころか王の風格すら...!
せっかく色紙をいただいたので、単独デビュー作『十三回忌』(小島正樹・双葉文庫)も一緒に陳列しております。店内入ってすぐの平台にて。
こちらも超名作なんですよね~さすが「やりすぎコージー」!ぜひぜひご一読ください。
『十三回忌』(小島正樹・双葉文庫)
「自殺とされた資産家夫人の不審死。彼女に呼び寄せられるかのごとく、法要のたびに少女が殺される。一周忌には生きながら串刺しにされ、三回忌には首を持ち去られ、七回忌には唇を切り取られていた。そして迎えた十三回忌、厳戒態勢の中、またもや事件が起きた―」
イベントも盛りだくさんの大塚国際美術館に行こう!
チケットは本店1階レジにて販売中!お安くなりますので、ぜひご利用下さい。
一 般 3240円 → 3100円
大学生 2160円 → 2100円
小中高生 540円 → 520円
小山助学館 週間ランキング(5/12~5/18)
文芸書・ビジネス書
1位 村上海賊の娘 下巻
2位 村上海賊の娘 上巻
3位 終物語 下
4位 デスマーチからはじまる異世界狂想曲
5位 夜回り先生子育てで一番大切なこと
文庫・新書
1位 新約とある魔術の禁書目録 10
2位 はたらく魔王さま! 11
3位 エロマンガ先生 2 妹と世界で一番面白い小説
4位 ルーズヴェルト・ゲーム
5位 プリズム
コミック
1位 アルスラーン戦記 2
2位 亜人 4
3位 黒子のバスケ 27
4位 NARUTO‐ナルト‐ 69
5位 シャーマンキングFLOWERS 5
日 時 7月13日(日) 開場 13:30 開演 14:00
会 場 北島町図書館創世ホール
入場料 2,000円 (当日2,500円)、 高校生以下 1,000円
本店1階レジにて販売中!
徳島が生んだ新進気鋭のアーティスト こんどうゆみこさんのカラフルで可愛い世界をぜひご覧になってください
場所 とよとみ珈琲2階ギャラリー http://www.toyotomicoffee.com/gallery
日時 5月15日(木)~5月20日(火) 9時~19時
ご来場された方はこちらにお名前をお願いします
今回の個展も可愛い絵がズラリと
この小さいのは、全部新しく描いたそうです
大きさはこんな感じ
絵を観ながら、本を読みながら、珈琲が飲めるスペースもあります
販売もやってますのでぜひぜひ
こんどうゆみこさんがギャラリーでお待ちしております!
★こんどうゆみこさんブログ → こんどうゆみこのふにゃふにゃぶろぐー。
★こんどうゆみこさんtwitter → @cathychannow
『密室・殺人』 (小林泰三・創元推理文庫880円+税)
「傍若無人な探偵・四里川陣に命じられて、助手の四ッ谷礼子は雪山に建つホテルへ殺人事件の調査に赴く。彼女を待ち受けていたのは、密室から消えた死体の謎だった。カードキーでロックされ、しかも衆人環視下に置かれた密室状況は、なぜつくられたのか?遊び心あふれる論理の背後に、周到に張り巡らされた伏線の数々。『大きな森の小さな密室』の著者が贈る、会心の本格ミステリ。」
1998年に角川書店より刊行、2001年文庫化(角川ホラー文庫)。そして今年1月に創元推理文庫から発売となり、再び注目を集めています。
小林泰三さんらしいというか...この尋常じゃない感じ、ラストの衝撃は凄まじい。絶対読んでいただきたい超名作!ぜひご一読下さい。
そろそろ昼間は暑いくらいの気温になってきました。
「うちわ」の出番ですよ!
夏といえば「Free!」ということで、「Free!3Dチェンジングうちわ」入荷です!(*^▽^*)
支店でも販売予定です!
小山助学館 週間ランキング(5/5~5/11)
文芸書・ビジネス書
1位 黒子のバスケーReplace- 5 ふぞろいのエースたち
2位 村上海賊の娘 上巻
3位 村上海賊の娘 下巻
4位 覇道の槍
5位 徳島ヴォルティス栄光への軌跡
文庫・新書
1位 後見の月 鎌倉河岸捕物控24の巻
2位 ノーゲーム・ノーライフ 1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです
3位 ノーゲーム・ノーライフ 2 ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです
4位 ノーゲーム・ノーライフ 3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが...?
5位 ノーゲーム・ノーライフ 4 ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました
コミック
1位 ワンパンマン 6
2位 黒子のバスケ 27
3位 NARUTO‐ナルト‐ 69
4位 亜人 4
5位 BLEACH -ブリーチ- 63
日 時 5月20日(火) 開演 19:00
会 場 北島町立図書館・創世ホール
入場料 1,500円 (当日2,000円)
本店1階レジにて販売中!
各賞一覧 → 【マギ~後夜祭-マハラガーン-~】
1回600円(税込)、小山助学館全店にて発売 !
『赤と灰色のサクリファイス』 (綾崎隼・メディアワークス文庫530円+税)
「北信越地方に浮かぶ離島、翡翠島。過疎に悩む小さな島で、突如、凶悪事件が発生した。次々に著名な建造物が燃やされ、最後には死者まで出てしまう。殺されたのは、誰もが憧れていた少年『ノア』のたった一人の家族だった。父を亡くし、親友にさえ別れを告げずに彼が島を去って十年。二十五歳になった真翔と織姫の前に、長く音信不通だったノアが現れる。三人の再会は、やがて事件の陰惨な真実を暴いていく...。哀切の赤い炎が焼き尽くす、新時代の恋愛ミステリー」
連続放火事件の真犯人は誰?というクイズ企画が展開され話題となりましたが、それ自体は解った方も多いはず。秀逸な仕掛けが施されており、事件の真相を解き明かすのはかなり難しいです。しかし面白かったですよー超お薦め!本書は問題編で、解決編は『青と無色のサクリファイス』(綾崎隼・メディアワークス文庫)にて。ぜひ2冊セットでお買い求めください。
『青と無色のサクリファイス』 (綾崎隼・メディアワークス文庫510円+税)
「北信越地方に浮かぶ離島、翡翠島。過疎に悩む小さな島で発生した連続放火事件は、やがて一人の男の命を奪う。唯一の家族を殺され、誰にも別れを告げずにノアが島を去って十年。事件を清算するため、二十五歳になった真翔と織姫の前に、不意に彼が現れる。あの日、あの時、あの場所で、誰が親友の父親を殺したのか。三人の再会は、やがて凄惨な真実を暴いていく...。贖罪の青い薔薇が捧げる、新時代の恋愛ミステリー。『サクリファイス』シリーズ解決編」
日 時 6月1日(日) 開場 13:00 開演 13:30
会 場 鳴門市文化会館ホール
入場料 一般 2,000円 (当日2,500円)、 小中高生 500円 (当日500円)
本店・鳴門店にて販売中!
小山助学館 週間ランキング(4/28~5/4)
文芸書・ビジネス書
1位 村上海賊の娘 上巻
2位 村上海賊の娘 下巻
3位 徳島ヴォルティス栄光への軌跡
4位 女のいない男たち
5位 魔拳のデイドリーマー
文庫・新書
1位 緋弾のアリア 17 緋弾の叙唱
2位 ルーズヴェルト・ゲーム
3位 プリズム
4位 ノーゲーム・ノーライフ 6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです
5位 精霊使いの剣舞 13 氷華の女王
コミック
1位 ホリミヤ 5
2位 日々蝶々 7
3位 NARUTO‐ナルト‐ 69
4位 黒子のバスケ 27
5位 姫さま狸の恋算用 1
『河原町ルヴォワール』 (円居挽・講談社1400円+税)
「ルヴォワール」シリーズ最終章!
京都・鴨川で龍樹家当主・落花が水死体で見つかり、死の謎を巡って私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)が開かれる。落花の妹・龍樹撫子は、兄・大和を姉殺しの真犯人として告発、弁護役の元恋人・城坂論語と対決することに。
一方、龍樹家の龍師・御堂達也と瓶賀流は、落花の死の謎を探るうち、京都一の権力者・黄昏卿と遺伝子研究の病院との関係を掴む。双龍会で暴きだされる真相とは――?」
シリーズ最終章にして最高傑作!誰も予想だにできないこの展開、そして誰もが望んだこの結末。お見事としか言いようが無い。これだけ綺麗に終わられると、続編出してとは言い辛いけど...せめて番外編とかスピンオフは欲しい。
これを読むにあたってシリーズを最初から読み直しましたが、ぜひこれから読む方もそうすることをお薦めです。そしてあのラスト1行を読み終えた時、再び『丸太町ルヴォワール』を猛烈に読みたくなると思います。私みたいに。
作家様を褒める言葉に「天才」なんてのは使わないんですが、かつてデビュー作『丸太町ルヴォワール』を読んだ時はつい「天才キタ━━(((゚∀゚)))━━! 」なんて表現してしまいました。今、シリーズ最終章を読み終えて、さらに強くそう感じます。円居挽さんの新シリーズに期待!皆様もぜひご注目下さい!
まずはB・FM791「レインボーMIX GOGO」生放送にご出演。続いて「小山助学館ブックカフェ」の収録。
水瀬先生 ・ 双葉社 鈴木さん ・ B・FM 堀部さん
水瀬先生、似顔絵のこんな感じの方がいらっしゃるとおもいきや...
キリッとした美人で非常にビビりました...
クールビューティーという言葉が似合います
でも笑顔はキュート!
お話も上手だし、良い声だし、何よりすっごく感じの良い方!めちゃめちゃ素敵でした〜!
本日収録の「小山助学館ブックカフェ」は6月放送予定です。ぜひ聴いてください!
サインと色紙もいただきました。おちゃめな水瀬先生
描いてるところをナマで拝見して感動...!
当店にお立ち寄りいただきました。「ミヨちゃんコーナー」で記念撮影
いただいた色紙も早速ここに。可愛いな〜
ここでぜひ『姫さま狸の恋算用』お買い求めくださいませ!サイン本、本日より販売しております!
徳島出身の水瀬マユさんが徳島を舞台に贈る狸恋愛マンガ
『姫さま狸の恋算用』1巻 発売中です!
「ラブコメの新鋭・水瀬マユ最新作は恋愛×人外×徳島! 染物屋の跡取り息子・陸は、思いを寄せる幼なじみと県外への進学を夢見ていたが、一族に伝わる約束により許嫁・ミヨと無理やり会わせられてしまう。しかしミヨにはとんでもない秘密が!?元気で健気なミヨが恋に弾ける、徳島出身の水瀬が故郷を舞台に描く青春ラブファンタジー」
当店の現状はこんな感じです。
おおげさじゃなくて、『姫さま狸の恋算用』読むとこうなります!
ミヨちゃんかわいいよミヨちゃん...
徳島出身の水瀬マユさんが徳島を舞台に贈る狸恋愛マンガ
『姫さま狸の恋算用』1巻 発売中!
「ラブコメの新鋭・水瀬マユ最新作は恋愛×人外×徳島! 染物屋の跡取り息子・陸は、思いを寄せる幼なじみと県外への進学を夢見ていたが、一族に伝わる約束により許嫁・ミヨと無理やり会わせられてしまう。しかしミヨにはとんでもない秘密が!?元気で健気なミヨが恋に弾ける、徳島出身の水瀬が故郷を舞台に描く青春ラブファンタジー」
そして待ちに待ったこの日がやってきました!
徳島出身漫画家 水瀬マユ先生がいよいよ本日ご来店!
ミヨちゃんの生みの親、水瀬先生にお会いできるということで、もうここ数日は従業員一同、舞い上がって仕事になりませんでした...
さらになんと!『姫さま狸の恋算用』1巻発売記念として、
B・FM791「レインボーMIX GOGO」(5/2 12:00~生放送)
B・FM791「小山助学館ブックカフェ」(5/2 13:00~収録、6月放送予定)
にご出演くださることとなりました!
★B-FM791 「小山助学館ブックカフェ」 →
どうぞお楽しみに!
当店の「ミヨちゃんコーナー」にぜひお立ち寄りください。
お試し読みできます。癒されますよ~!
『星空博物館 謎と驚きに満ちた33の物語』(太田忠司・PHP文芸文庫667円+税)
「流れ星に導かれ、辿りついた不思議な博物館には、壮大な宇宙の物語から、覚めない悪夢、ささやかな記憶のかけらまで、たくさんの物語がひっそりと展示されていた。予言する雄牛の謎や、金星蟹のかくも不思議な味、奇妙な質問を繰り返すATMの目的とは...。そしてこの博物館自体にも、秘められた意外な秘密が?小さな物語の中に大きな驚きと感動をぎゅっと凝縮。魅力あふれるショートショート集!」
各話の面白さもさることながら、構成の妙に唸りました。どこから読んでも楽しめるショートショート集であり、この一冊で一つの作品でもあります。あとがきも、著者がまるでヒッチコック監督のように登場して一つのお話に。最後まで楽しめます。
ショートショートって、やっぱり面白い!初めて読むのになぜか懐かしく感じたのは、高校生の頃、よく星新一さんの作品を夢中になって読んでたのを思い出したからかな...?この『星空博物館』、読書の楽しさを伝えるのにもってこいですね。プレゼントにもお薦めの一冊です。