『烈しい生と美しい死を』(瀬戸内寂聴・新潮社1470円)
「その昔、女の離婚は罪の匂いがした。90歳を迎えた著者が、岡本かの子、伊藤野枝らが熱く烈しく生きた道に、自らの波瀾万丈の人生と重ねて渾身の筆で描き出す100年の女性讃歌。」
2011年11月から新聞連載された「この道」に加筆修正を加えてまとめた、瀬戸内寂聴さん最新刊。寂聴さんといえば徳島が誇る文化人!若い世代の方はピンとこないかもしれませんが、徳島生まれ・城東高校出身の小説家であり尼僧で、徳島中学そばの徳島県立文学書道館の館長でもある方です。文化勲章も受章したすごい方なので、是非ぜひ知っておいて下さい~。
「百年前、この国の青春は恋と革命に輝いていた。そのまぶしさを、現代の若者に伝えたい。そのなつかしさを、かつての若者に送りたい。」
90歳の著者から若い世代への熱いメッセージ。
さすが新潮社さん、良い本出すなあ。