第4回京アニ大賞小説部門奨励賞受賞作『無彩限のファントム・ワールド』(KAエスマ文庫680円)絶賛発売中!
二十一世紀初頭、遺伝子組み換え施設を襲った爆破テロにより、特殊ウィルスが流出する事件が起こった。
この事件後、人間の脳機能に変異が起き、幽霊や妖怪を認識することが可能となった。
人はそれらの類を《ファントム》と呼んだ。
そして、脳機能の変異と共に、事件の前後に生まれた子供たちはファントムに対抗しうる力を持つ特殊能力者もいた。
ホセア学院に通う高校一年生の一条晴彦も能力者の一人で、
《五行の氣》を操り、敵を撃破する先輩の川神舞、
《ファントム・イーター》と呼ばれる特殊能力を持つ和泉玲奈、
《対ファントム要員》の候補生として孤独に戦う水無瀬小糸と共に、
苦しくも楽しい、煩悩溢れる学園生活を送っていた。
そして、とある事件をきっかけに彼らはこの世界の真実を知ることとなる――。